記事公開日:2023.12.20/最終更新日:2024.11.07|
記事公開日:2023.12.20
最終更新日:2024.11.07
北海道の結婚式のギモン!「会費制」ってなに?招待制と何が違うの?
北海道の結婚式は、本州以南の結婚式と大きく形式が異なるのをご存知でしょうか。
北海道では「会費制」結婚式が主流。これは本州の「招待制」結婚式と違う部分が多いんです!
今回はそんな「会費制」結婚式のルーツやメリット、細かな疑問までを徹底的に解説!
これから結婚式を控えているカップルや、北海道の結婚式に招かれている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「会費制」って何?
会費制の結婚式とは、、ゲストが会費を持ち寄りお祝いをする結婚式のこと。
一番の特徴は、招待制の結婚式でご祝儀に当たる「会費」は、あらかじめ金額が設定されているんです。
しかもこの金額は、参加者全員同じ金額!
新郎新婦との関係性は全く関係ないので、金額に悩まないんです。
ご祝儀のように金額に悩むことがなく、また新郎新婦側ももらえる金額の算段がつけやすいメリットがあります。
ちなみに会費の支払いは、直接現金を渡すのがスタンダード。
受付で財布から現金を支払う様子は、招待制に慣れている人は戸惑う光景かもしれません。
ルーツは開拓時代にあり!
北海道で定着している会費制。
これは開拓時代にゲストが会費を持ち寄り新郎新婦をお祝いしたことにルーツがあるとされます。
合理的かつ効率が良く、そのまま北海道で定着しました。
以前は発起人を中心にお祝いをすることが多い風習でしたが、近年は新郎新婦が案内状、友人が受付を担当するケースが主流になっています。
ご祝儀制に比べてカジュアルな結婚式
会費制なことにともなって、式もさまざまな部分が異なります。
そもそもご祝儀制はゲストの支払う金額が多く、ホストも「もてなす」意識が高いため、格式のある結婚式が中心です。
それに対し会費制はカジュアルで「結婚披露パーティー」に近いもの。
料理もご祝儀制はフルコースが一般的ですが、会費制はコースの内容が少し軽めであったり、立食やビュッフェ形式なこともあったりとカジュアルです!
さらにご祝儀制では当たり前の「引き出物」も、会費制ではない文化。
引き出物の代わりとして、1つ1000〜2000円程度のプチギフトをお渡しするカップルが多いですよ。
本当に会費だけ?
初めて会費制の結婚式に参加する方は「本当に会費だけでいいの?」と思うかもしれません。
何度も北海道での結婚式に参加しているライターが断言します。本当に会費だけでOKです!
招待状にはあらかじめ会費が書かれているので、その金額を現地で支払いましょう。
ご祝儀ではないので「ご祝儀袋」も不要。
むしろ封のしてある袋は会費を確認する際に手間になるので、現金をそのまま支払うのがマナーです。
財布から出してもいいですし、気になる方は封筒から新札を取り出して払うようにするとスマートですよ。
会費の相場は1.5〜2万円
現在会費の相場は1.5〜2万円と言われています。
この金額は都市や会場によって上下しますが、2万円程度を考えておけば問題ないでしょう。
ご祝儀の場合、新郎新婦との関係に応じてゲストが金額を決めなくてはいけないですよね。
親しい間柄や年齢が上がれば上がるほど、金額も大きくなって負担するのも大変……。
さらに最低でも3万円が常識といわれており、ご祝儀が5万円や10万円になることもあるはずです。
その点、年齢も間柄も関係なく2万円程度で収まる会費制は、かなりお得なことが分かりますよね♡
また金額がオープンなので、ご祝儀のように誰がいくら出したか気にしなくてもよいところもプレッシャーになりません!
ご祝儀をどうしても渡したい方は「結婚祝い」を!
会費だけでは祝う気持ちが治らない!なんて方は、事前や結婚式の後日に「結婚祝い」を渡すのがベター。
ご祝儀のように数万円用意する必要はなく、お祝い金を送るとしても親族くらいのもの。
友人や同僚などの場合は、結婚生活で必要なものをギフトとして渡すのが主流です。
仲の良い友人と合同でお祝いの品を用意する方も多いですよ♡
ただし結婚式の当日、新郎新婦に渡すのは控えましょう。
スケジュールが詰まっているためなかなか渡す時間が取れない上に、プレゼントの内容によっては荷物を増やしてしまうことになります。
結婚が決まってすぐのタイミングや、結婚式が終わって引っ越しなども落ち着いたタイミングでお渡しすると親切ですよ。
気になる方は、ぜひ応募してみてくださいね♡
⇒ 詳しくはこちら。
会費制は新郎新婦にもメリットたくさん!
ここまでで書いてきた通り、合理的でメリットが多い「会費制結婚式」。
ゲストの費用負担が少ないこと以外に、新郎新婦にもメリットが多いんです!
お金の算段がつけやすい
何よりもメリットなのは、お金の計算がしやすいこと!
ご祝儀制の不便なところが、当日にならないといくらご祝儀がもらえるかわからないところではないでしょうか。
結婚式の費用をご祝儀からも賄うため、自己負担がどれくらいになるのか算段が立てにくいですよね……。
会費制の場合、計算が単純明快。「会費×ゲストの人数」が当日もらえる金額です。
さらに北海道の結婚式場は、支払いの金額も会費制によったものになっています。
事前に結婚式場へ「支払い総額から想定会費総額を引いた金額」を支払い、結婚式当日に「ゲストからいただいた会費」を式場に支払えば完了するんです。
自己負担金額も支払う金額も明快で、最初に支払う金額も少なくて済みますよ。
不公平感がない
前述した通り地位や関係性、年齢などは関係なく、招かれた人は平等に会費を払います。
料理などのグレードもおもてなしの内容も同じなので不公平感が起きず、余計に気を使う必要なし!
「この人は特別丁寧におもてなしをしなきゃ」「別途御礼をお渡ししよう」などと考えずに済みますよ。
ただしスピーチを請け負ってくれたり、遠方から来てくれたりした方へは、別途御礼を渡す・会費の支払いをしなくても良いなどの考慮は必要かもしれません。
余計な費用負担が少ない
「会費制」でないものの一つが「お車代」です。
招待制の結婚式だと、遠くに住む方や目上の方に参加してもらうために移動費・宿泊代の補填としてお渡しするのが「お車代」。
相場は1万円以上と言われているので、人数が多いとかなりの費用負担となりますよね。
会費制はゲストの金銭的負担が少ないため、用意しないのが一般的なんです。
もしお渡しする場合でも、ごく限られた方のみにお渡しします。
引き出物も低予算のプチギフトで済みますし、式場へ支払う以外の費用負担がかなり抑えられます。
余計なお金がかからない分、新生活や新婚旅行へお金がかけられるのが嬉しいですよね♡
会費制ならではの注意点
ご祝儀制とは異なる部分が多い会費制。
ホストもゲストも、ご祝儀制に慣れているなら注意したいポイントがいくつかあります。
招待状に「会費制」を明記!
会費制は、招待する時点で会費の金額が決まっています。
ホストは招待状を作る際に、会費制であることと金額を書くのがマナー!
特にご祝儀制に慣れたゲストがいる場合は、ご祝儀の受け取りを遠慮していると明記しましょう。
また目上の方であれば、事前に電話などで「会費制のためご祝儀は遠慮している」と案内するのがスマートです。
当日ゲストに負担や余計な配慮がないように、事前周知は徹底してくださいね!
車代の有無はゲストへ事前に連絡しよう
もし遠方のゲストを招く場合は、事前に「車代の有無」をゲストへ知らせておくのが◎。
特にご祝儀制に慣れている地域の目上の方を招く場合、「車代も出さないのか!」と齟齬が生まれてトラブルにつながる可能性も……。
自己負担をお願いする場合は特に、あらかじめ伝えておくのがスマートです。
もし車代をお渡しする場合でも新郎新婦は渡す時間が取りにくいため、両親や家族からお渡しする旨を伝えておきましょう。
北海道開拓の歴史に興味を持ったあなたへ:夢の結婚式も北海道で!
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札幌のウェディングガイドでは、披露宴の計画から当日の進行まで、必要な情報をわかりやすく解説しています。
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【まとめ】北海道の結婚式のギモン!「会費制」ってなに?招待制と何が違うの?
メリットはあるものの、まだまだ本州では知られていない「会費制結婚式」。
北海道では定番ですので、札幌や旭川などで結婚式を挙げる予定なら知っておいて損はありません!
ルールやマナーを知っておけば、お互いに気持ちよく結婚式を楽しめるはず。
ぜひ幸せなひとときを楽しんでくださいね♡
この記事を書いた人
ライター
トイ
札幌出身・在住のライター。グルメや文房具、ディズニーが好き。
北海道の観光雑誌のライティングをはじめ、さまざまな情報発信を担当。
幸せなお二人がより幸せになれるよう、文章と情報でお手伝いします!
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